親鸞抄

 

そのシンドさに親鸞が効く。仏法の根本思想を混沌の現代に。

 

武田定光

親鸞抄

2013年117日刊行 四六判・半上製 230

本体価格2300円 ISBN978-4-906791-21-7

■ 大震災、動機なき大量殺人、五里霧中の経済と社会……親鸞なら、この時代に何を思い、どう考えただろうか。

■ すでに、つねに救われている──この力強く、危険な思想は、ひとにどんなリアルを生きさせるのか。親鸞が生きていた世界を、今日のまなざしで描き取る。

■ 親鸞とともに日々を歩き、考えた記録。

目次

はじめに ことばが降ってくる

第1章 門            第5章 物語

第2章 いま・ここ・私      第6章 時と往生

第3章 無・意味         第7章 南無

第4章 転            むすび 言葉が生かす

著者紹介

武田定光(たけだ・さだみつ)

1954, 東京都生まれ. 真宗大谷派・因速寺住職. 大谷大学文学部博士課程修了. , 親鸞仏教センター嘱託研究員. 著書に,『新しい親鸞』(2005, 『歎異抄の深淵師訓篇』(2006, 『歎異抄の深淵異義篇』(2007, 『阿闍世はなぜ父を殺したのか──親鸞と涅槃経』(共著, 芹沢俊介・今津芳文, 2010, 『逆説の親鸞』(2011, 『『歎異抄』にきく死・愛・信』(2013ほかがある.