新装版 ギルガメシュ王の物語

Fateの奥に広がる人類初の英雄譚、復刊、新装版登場。

 

 

新装版 ギルガメシュ王の物語

 

司 修 画・月本昭男 訳

 

予約受付中

 

 

8月6日刊行 ISBN978-4-906791-90-3  C0017

B6変型判・並製 284頁 本体予価2600

 

FGO(Fate/Grand Order)に登場する英雄たちの原型

『ギルガメシュ王の物語』を装いも新たに復刊します。アニメとゲームに生気と奥行きを与える、原初の物語の秘密に触れてください。

「3分の2は神、3分の1は人間」と言われるギルガメシュとは誰だったのか。荒ぶる王の行くところ、 野生と文明、性愛と友愛、死と永世といった、古来、人間の思索をかきたててやまなかったテーマが、太く、くっきりした線で浮かび上がってきます。

ラピス・ラズリ版原画、130点、 テキストは新編訳。

人気声優 関智一さん 激賞

『人が思い願う事は今も昔も変わらない。

 

偉大な王の生き様から人生の道しるべが見えてくるかもしれません。
僕が読む朗読CDと一緒に目と耳でギルガメッシュの人生を覗いてみてください。』

目次

目 次

第1の書板 3分の2は神, 3分の1は人間

第2の書板 荒野のエンキドゥ 人間の条件

第3の書板 森の守り手フンババ

第4の書板 夢告 三つ縒りの綱

第5の書板 フンババ退治

第6の書板 誘惑 イシュタルと天牛

第7の書板 エンキドゥの死

第8の書板 哀悼 ギルガメシュの嘆き

第9の書板 死と冥界の海辺

第10 の書板 葦のように

第11 の書板 大洪水と生命の草

第12 の書板 冥界くだり

絵の中の楔形文字の意味について  

ギルガメシュ叙事詩について

著者紹介

司 修(つかさ・おさむ)

1936 年生まれ。 独学で絵を学び, 絵画創作にとどまらず、 絵本の原画, 書籍の装丁、また小説の執筆にと幅広く活躍する。

『賢治の手帳』(岩波書店、1996)『司修のえものがたり』(トランスビュー、2011)『本の魔法』(白水社、2011)ほかがある。

 

月本昭男(つきもと・あきお)

(1948 年生まれ。専攻、 旧約聖書学・古代オリエント学。 現在、 上智大学教授。著書:『ギルガメシュ叙事詩』( 編訳、岩波書店、

1996)、『古代メソポタミアの神話と儀礼』(岩波書店、 2010)ほかがある。