2015年

3月

30日

回想の1960年代

革命の夢と挫折、青春の歌と迷い──書き下ろし「青春の自伝」

 

回想の1960年代

 

上村忠男

 

4月23日刊行 ISBN978-4-906791-44-6 C0023

四六判・上製 260頁 本体2600

 

■ 60年安保闘争から「学生叛乱」前夜の68年へ、革命の夢とともに、い

 つも歌が流れていたあの頃。高揚と歓喜と、挫折と昏迷と……歴史になろう

 とする時代への愛惜をつづる。

  政治の季節に深くコミットしながら、知識人として自己形成していく、「紆

 余曲折に満ち、なんどか苦い挫折を味わうことになった」青春の記録。

 

■ 変革の論理への懐疑、この世界に知的に向かい合う近代的な理念への批判

 と、それに代わる「新しい言葉」への模索の行き詰まり──今日の状況への

 転回点となった60年代とは何だったのか。

目次

  序  青春時代の真ん中は

 第1章 旅立ち           第8章 運動再編期の渦中で

 第2章 デモまたデモの日々     第9章 題名のない同人誌と

                                    ヌーヴェルヴァーグ

 第3章 帰郷運動          10章 トリアッティ路線への懐疑

 第4章 戦後民主教育の落とし子   11章 評議会幻想

 第5章 新島の闘い         12章 曲がり角に立って

 第6章 国家独占資本主義論

から構造的改革論へ     13章 グラムシに導かれて

                            イタリア史研究へ

 第7章 旅立ちふたたび       14章 一からの出直し 

著者紹介

上村忠男(うえむら・ただお)

1941年生まれ. 専攻, 学問論・思想史. 東京外国語大学名誉教授.

著書:『ヴィーコの懐疑』(1988, 『クリオの手鏡──二十世紀イタリアの思想家たち』(1989, 『歴史家と母たち──カルロ・ギンズブルグ論』(1994, 『ヘテロトピアの思考』(1996, 『バロック人ヴィーコ』(1998, 『歴史が書きかえられる時』歴史を問う5(編著, 2001, 『歴史的理性の批判のために』(2002)『超越と横断──言説のヘテロトピアへ』(2002, 『歴史の解体と再生』歴史を問う6(編著, 2003, 『グラムシ 獄舎の思想』(2005,『ヴィーコ──学問の起源へ』(2009,『知の棘──歴史が書きかえられる時』(2010, 『ヘテロトピア通信』(2012)ほか