2015年

4月

28日

天女(アプサラ)たちの贈り物(マーヤー)

永井均氏絶賛! 破天荒な哲学小説

 

 

天女(アプサラ)たちの贈り物(マーヤー)

 

 

鈴木康夫 著 装画 溝上幾久子

 

四六判・並製・290頁 本体価格1800円 ISBN978-4-906791-45-3 C0093

 

永井 均氏

 これは、私の知るかぎり、本当の問題を主題として書かれた史上はじめての小説である。

 しかし、読むたびに酔い痴れて恍惚としてしまうのは、主題のせいばかりではないようなのが、また不思議。      

 




  あちらこちらにブラックホールが発生し、宇宙崩壊が間近に迫る地球に、救済の使命を帯びて二人の少女が現れる。巫妙と咲友子……



美しい姉妹の天女が現れた。天女たちは剥き卵のような裸体にきらびやかな金の装身具をつけていた。彼女たちは手を反り返らせて揺蕩たゆたいながら緩やかに流れていく神秘の舞を舞い始めた。女の子が呆気にとられて舞を眺めていると、昼と夜が溶け合うように姉妹の天女は一つの天女に溶けあった     ──プロローグより

           


 

 

語りえぬものを呼びだす天女たちの舞、宇宙崩壊ビッグクランチのシナリオをくつがえす想念の跳躍と祈り……形而上学と東方の神秘思想と現代宇宙論とがあやなす救済の物語。

著者紹介

鈴木康夫(すずき・やすお)

1970年アメリカ・ロサンゼルス生まれ。東京都立新宿高等学校卒。明治大学理工学部数学科卒。日本大学大学院博士前期課程修了(素粒子物理学専攻)。現在、会社員。

小説の執筆は、学生時代に始まり、永井均氏の著作を愛読する中で、旅やさまざまな芸術鑑賞、思索活動、高校講師や宇宙開発プロジェクトなどにかかわった実務の蓄積が、この度のSFファンタジー『天女(アプサラ)たちの贈り物(マーヤー)』に結晶した。